ジャーナリズムをもっと面白く!
ジャーナリストキャンプ2014高知 参加者募集開始!

<募集は締め切りました>


ジャーナリストキャンプ2014高知 開催にあたり

「ジャーナリストキャンプ」は表現の可能性に挑む場です。

性別や年齢、組織を超えて全国から集まった参加者と、日本のジャーナリズムを牽引するデスク陣が、良い作品を作るために合宿形式で深夜まで徹底した議論を行います。異なる立場や経験を持つ参加者が共に取り組むことで、新たなアイデアや成長につながります。

もう一つの大きなテーマは地方からの情報発信です。過去3回は島根、広島、福島で開催し、地方視点でも東京視点でもない新しい発信を模索してきました。今回のフィールドは高知。テーマは「自由」。明治維新を切り拓き、自由民権運動が生まれた場所で、自らの思い込みを洗濯し、これまでに見た事もない表現で、自由の本質に切り込んでほしいと思います。本気で表現と自分の可能性に挑みたい人の挑戦をお待ちしています。

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)代表運営委員 藤代裕之


募集要項

日程 [前夜祭] 2014年4月25日(金)
[キャンプ] 2014年4月26日(土)〜4月28日(月)
会場 土佐山夢産地パーク交流館「かわせみ」(高知市中心部から車で約30分)
取材テーマ 「自由」(*キャンプ作品の掲載媒体は「ハフィントンポスト」です)
追加募集人数 2人
参加費 3万5千円(*宿泊、食事別)
募集期間 定員となり次第募集終了
応募条件 原則実務経験3年以上。報道機関などの記者職以外の方で、地域NPOや自治体関係者、町おこしなど「地方からの情報発信」に関わる方。
注意事項 ・希望デスクはあくまで参考で、最終的チーム分けは事務局で決定します。希望チームに配属されないという理由でのキャンセルは受け付けません。JCEJでは異なる立場や経験を持つ参加者が一つのチームで取り組むことが成長をもたらすと考えているためです。
・取材は参加者とデスクで議論し、チームの方向性を決めて行います。応募の参考に、本サイトにある各デスクの「自由」についての考えをご覧ください。
・キャンプの議論・取材活動は深夜に及ぶこともあります。終了後は、約1か月かけて作品づくりに取り組みます。
・選考終了次第、チームごとにメール・ウェブツールなどを活用して議論を開始します。キャンプ終了後の5-6月に予定しているワークショップ、シンポジウム等にも、原則参加をお願い致します。
主催 日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)
協力 特定非営利活動法人 土佐山アカデミー
後援 高知市

デスク陣

西田 亮介 水島 宏明 亀松 太郎
(にしだ・りょうすけ) (みずしま・ひろあき) (かめまつ・たろう)
社会学者、政策学者。1983年生まれ、京都府出身。立命館大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授。社会企業家とソーシャルビジネス、新しい公共、情報と政治、日本のサーフカルチャーの変遷の研究のほか、ネット選挙について毎日新聞と共同研究。著書に『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』など。 ジャーナリスト、法政大学社会学部教授。1957年生まれ、北海道出身。札幌テレビ記者、日本テレビ「NNNドキュメント」ディレクター兼解説委員などを経て、2012年から現職。生活保護の矛盾を問う『母さんが死んだ』など弱者に寄り添うドキュメンタリーを多く制作。『ネットカフェ難民』で芸術選奨・文部科学大臣賞受賞。『ネットカフェ難民と貧困ニッポン』著者。 ジャーナリスト。1970年生まれ、静岡県出身。東京大学法学部卒。朝日新聞記者として3年勤務した後、J-CASTニュースなどを経て、2010年に株式会社ドワンゴ入社。前ニコニコニュース編集長。ネット生中継の番組企画に携わる。2013年、法律相談ポータルサイト『弁護士ドットコム』トピックス編集長に就任。

島 洋子 依光 隆明 開沼 博
(しま・ようこ) (よりみつ・たかあき) (かいぬま・ひろし)
琉球新報社東京報道部長。1967年生まれ、沖縄市出身。1991年琉球新報社入社。政経部、社会部、中部支社宜野湾市担当、経済部、政治部などを経て現職。米軍基地が沖縄経済の発展を阻害している側面を明らかにした連載「ひずみの構造―基地と沖縄経済」で、2011年「平和・協同ジャーナリスト基金賞」を受賞。1児の母。 朝日新聞社編集委員。1957年生まれ、高知市出身。高知新聞で社会部長、経済部長などを経て、2008年12月朝日新聞に入社。特別報道部長から編集委員。12年新聞協会賞を受賞した「プロメテウスの罠」取材班の前キャップ。同賞受賞は、高知新聞時代に県庁の不正融資を暴いた「県闇融資報道」に続いて2回目。 福島大学特任研究員。1984年生まれ、福島県出身。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了後、同博士課程在籍。復興庁東日本大震災生活復興プロジェクト委員。著書「『フクシマ』論 原子力ムラはなぜ生まれたのか」が2011年、毎日出版文化賞を受賞。その他著書に『漂白される社会』『フクシマの正義 「日本の変わらなさ」との闘い』など。

デスクが考える「自由」

ジャーナリストキャンプ2014高知の取材テーマ「自由」について、デスクの考えを伺いました。

西田亮介

自由とは「強さ」

「自由」を基礎付ける前提条件はなにか。その「自由」は持続可能か。持続可能でないならば、その「自由」は本物か。

「自由」の検証は、伝統的にジャーナリズムの本能だ。対象が変わったとしても、思考様式それ自体は変わらない。それでは、今、地域における自由とはなにか、情報化がもたらしているものは、果たして自由か。また、それらはどのように、検証可能なのか。維新の原点、高知で、改めて考えてみたい。

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水島宏明

自由とは「人間らしく生きるために必要な空気」

「自由」は、空気のようなものです。あって当たり前。でも不足すると息ができなくなります。それぐらいありがたいものなのに、それを意識する人は多くはありません。

あなたがその「ありがたみ」を1つのシーンにするとすればどんなシーンになるでしょう?誰かが語るとすればどんな言葉になるでしょうか?

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亀松太郎

自由とは「制限されたとき見えるもの」

「自由」という言葉を聞いてふと思い出したのは、かつて1週間ほど、病気で入院したときのことです。

食事の自由や仕事をする自由、人と会う自由が制限されて初めて、自分がいかに自由だったのかを実感したのです。どうやら「自由」について考えるためには、「不自由」を見つめてみるのが良さそうです。

いまの日本社会における「不自由」はどこにあって、どんな姿をしているのか。みなさんと一緒に探し、考えてみたいと思います。

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島洋子

自由とは「私は選べる」

自由とは、選択できる権利を持っていることだと思います。女性だから、経験年数が短いから、と生き方や仕事の選択の幅を狭めたくないと今まで考えてきたような気がします。

とはいえ、職歴25年を越えた今、私自身は選んでいるつもりでも、前例にとらわれて挑戦することを忘れたり、新しい事柄に取り組むのがおっくうになったり。自ら選択肢を狭めている可能性はあります。皆さんはどうでしょうか。

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依光隆明

自由とは「広い空」

取材の基本は人から話を聞き出すことです。相手が話したくないことを聞き出さねばならないケースもあります。極言するとそれは人と人との勝負と言っていいかもしれません。

せっかく高知の山間部に行くのですから、そこに住む人たちから何を引き出すかを課題にしたいと考えています。といっても具体的にはまだ白紙です。山襞の中に身を置いてみれば、引き出したいことが見えるかも…。

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開沼博

自由とは「現代はすごく自由で、そうであるが故にややこしい」

現代は圧倒的に「自由」である。物理的・社会的な移動の可能性はかつてなく高まり、戦争や犯罪に巻き込まれることも少ない。ただ、そういうと違和感がある人もいるでしょう。「自由」っていうのは人の心を開放し、抑圧感をなくすものであるはずだ。にも関わらず、そうなっていないではないか、と。でも、統計的に、制度的に見れば「自由」になっていると言わざるをえない。

物理的には「自由」であるのに、精神的に「自由」を感じられない。この矛盾の背景にあるのは「自由」という言葉がポジティブであると多くの人が思い込んでいることがあります。じゃあ、ネガティブな「自由」なんかあるのか?

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参加者の声

「伸び悩んでいた自分、変わるきっかけに」

ジャーナリストキャンプ2011参加
明知隼二さん(中国新聞社報道部記者)

当時は仕事での伸び悩みを感じ、自分がこの仕事を通じて何をしたいのかが見えにくくなっていた時期でした。そんなときにキャンプへのお誘いを受け、「ともかく何かヒントがつかめれば」という思いで参加を決めました。ただ、当初はキャンプに対して研修会のようなイメージを持っていたので、会場に到着し、想像以上の「ガチ」な雰囲気に驚いたことをよく覚えています。

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「デザインとジャーナリズム、互いに学び合えた」

ジャーナリストキャンプ2013参加
清水淳子さん(デザイナー)

「良いデザインを生み出したい」その気持ちがスタート地点です。私の考える良いデザインは、常に世の中と深く繋がり、問題の本質を捉え鮮やかに解決しています。そんなデザインを生み出す為には世の中を知ることが不可欠だと考え、様々なメディアで情報を集めていました。

収集している間に、実際に世の中の情報を集めている記者たちがどんなことを考えているか気になり始め、ジャーナリズムを学びたいと思っていたところ、JCEJのキャンプを見つけ参加を決意しました。

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「ケチをつけるより、自分で書こう」

ジャーナリストキャンプ2013参加
菅原聖司さん(GREEニュース編集・企画担当)

「中堅の新聞記者やライターが集まって、復興とかをテーマに普通の記事を書くんだろうなあ」。

ネットで偶然目にした「ジャーナリストキャンプ福島」の募集要項を見たとき、そう思った記憶があります。「ここにネットの人間がいたら、きっと違うテーマで書くはず」と考えた時、誰かの記事にケチをつけるくらいなら、自分で書こうという思いが沸きました。

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「ジャーナリストキャンプで苦戦した経験が、本業での飛躍を生んだ」

ジャーナリストキャンプ2013参加
石戸諭さん(毎日新聞記者)

参加したのは、データジャーナリズム関連のネットワーク作りに役立つと思ったのがきっかけです。

日本ではこれから実践が始まっていくデータジャーナリズムにどう向き合うか。ビッグデータ時代の記者の役割、学ばなければいけないことを明確にするために参加しました。焦りもありました。これといった武器もなく、記者生活で華々しい特ダネとも無縁な中で、今後のキャリアをどう積んでいけばいいのか。ヒントだけでもつかめればと参加を決めました。

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参加者の作品

昨年の参加者が執筆した記事はダイヤモンドオンラインに掲載されています。

よくある質問

Q) 記者でなくても応募できますか。スキルに不安があります。
原則実務経験3年以上の方であれば職種は問いません。ジャーナリストキャンプは、組織や立場を越えて表現を学びたい方、新しいチャレンジをしてみたい方を幅広く募集しています。過去にはデザイナー、研究者、フリーランス、ネット系編集者、PRパーソン、行政やNPO関係者などが参加しています。
Q) 仕事もあり3日間の日程すべてに参加は厳しいのですが…
できる限り全日程に参加していただける方を優先しますが、難しい場合、まずは事務局(jcejinfo[at]gmail.com)までご相談下さい。ただ、参加が決定してから日程を理由にしたキャンセルはご遠慮下さい。
Q) 申込みフォームに記入する「取材したいテーマ・企画案」をどの程度書き込めばよいか悩んでいます。
問題意識を反映した取材の切り口、挑戦してみたいテーマなどをしっかりと書いていただく必要はありますが、実際の取材の進め方やテーマの絞り込みは、チーム決定後にデスクと相談して決めていきます。現段階では、完璧な企画書のような形でなくても大丈夫です。今年の取材テーマ「自由」についての各デスクの考えを参考にしてみて下さい。
Q) 選考後、また現地でのプログラム日程はどうなっていますか。
選考終了次第、チームごとにメール・ウェブツールなどを活用して議論を開始します。現地でのプログラム詳細は締切後にお知らせしますが、基本的には各チームごと自由に取材をして頂き、夜には全体での発表や議論の時間を設ける予定です。また、4月25日(金)午後8時から前夜祭を開催します。デスクや他の参加者と交流できる貴重な機会ですので、ご都合がつく方はできる限り参加をお願いします。前日入りが難しい方には、26日(土)のなるべく早い時間に現地に集合していただき、帰りもできる限り遅い時間のチケットをご予約いただきたく思います。
Q) キャンプ終了後のスケジュールが知りたいです。
高知での取材後は各チームごとに相談しながら、ハフィントンポスト掲載まで約半月~1か月かけて作品を仕上げていきます。5月10日(土)には関連のワークショップを、6月後半の週末には、キャンプ最後の締めくくりとしてシンポジウムと打ち上げを、それぞれ東京都内で予定しています。詳細は決定次第お知らせ致しますので、できるだけご参加をお願いします。遠方でシンポジウム等にすべて参加できるか分からないという方は、事務局にご相談下さい。

また、事務局で予定している上記イベント以外にも、制作や議論のため集まったりする場合もありますので、各チームごとに相談して下さい。